青い鳥の証券講座

株式取引の違法行為

>株が上がるのを分かっていて買ったらみんなインサイダーですか？インサイダーは、簡単に言えば「その会社の重要な情報を知る者」を指します。例えば、あるメーカーがあって、画期的な新製品を開発したとします。一般に発表する前は、そのことは極限られた人しか知らないはずです。そこで、発表前に株式を買い付けておけば、新製品の発表とともに株価は上昇するはずですから、確実にもうかります。このような取引をインサイダー取引と言い、証券取引法に違反となります。また、インサイダー（内部者）と言っても必ずしも会社内部の人とは限りません。例えば、会社の重要な財務状況を知り得る者としては、銀行、証券会社、監査法人等も入ります。　また、関連会社、場合によっては広告代理店（事前に新製品情報を知ることもあり得る）も入ることが考えられます。さらに守秘義務のある公務員、弁護士等々、立証できれば、かなり広範に及ぶことが考えられることになります。　結局、「株が上がるのを分かっていて」買ったら、ほとんどインサイダーになる可能性があります。 >ところで仕手とは何でしょう？（Capellaさんの投稿を引用します。）仕手とは、需給関係だけで意図的に株価を操作する事です。タイミング良く大量の買い注文を出して買いあがり、他の投資家が追随し（ちょうちんと言います）さらにあげた時にタイミング良く売り抜けて儲ける輩（仕手筋と言う）の手法です。ちょうちん達は売り場をなくし大損を被ります。　当然、意図的な株価操作は証券取引法で禁止されている違法行為です。